仮想通貨・暗号通貨の中でも「オルトコイン(アルトコイン)altcoin」とは、
英語表記でalternative coinの略称となり、
「ビットコインの代わりとなるコイン」という意味を持つものです。
具体的には、ビットコイン以外の仮想通貨・暗号通貨多数をオルトコインと呼びます。
暗号通貨・仮想通貨は新しいオルトコインがどんどん登場しています。
基軸通貨となるビットコインを中心として、
特化した機能を持つオルトコインが需要を集めて注目されて伸びたり、
逆に需要を集めきれずに注目度が停滞するアルトコインも多数存在します。
オルトコインの成り立ちと仕組み
2009年にビットコインのソフトウェアがオープンソースとして公開されて以降、
2014年頃以降にビットコイン以外の暗号通貨、いわゆる「第2世代暗号通貨」アルトコインが登場してきました。
ビットコインソフトウェアがオープンソースで広く公開されていることで、
アルトコインの開発もそのソフトウェアを土台にしてドンドン進んでいる状況と言えます。
オルトコインの主要なものも、どんどん価格価値を伸ばしています。
現時点(2017年6月現在)で、
アルトコインは世界中で5000種類以上存在すると言われています。
殆どのオルトコインの基本的な仕組みは、ビットコインを原型にしています。
また、
決済としての価値交換以外の用途を持つオルトコインは「機能性コイン」とも呼ばれ、
Ether、Augur、Nameなどがそれに該当します。
ビットコインのソースを基にしてオルトコインは改良をされており、
ブロックの生成間隔を短くしてビットコインよりも高速取引を実現したり、
マイニング(採掘)を通常スペックのパソコンCPUでも効率的に可能にしたり、
より取引の匿名性を高めたりもしています。
ビットコインにはない機能を搭載して需要を喚起しているわけです。
オルトコインの主な種類
ビットコインとその他のアルトコイン(オルトコイン)の違いは、
その成り立ちと発行枚数の違いがあります。
(アルトコインの作成者は、総発行枚数を後々変更することも現状可能とされています)
オルトコインの現状での時価総額や信憑性を見るには、
仮想通貨レートチェックサイトを閲覧するのが一番シンプルです。
仮想通貨レートチェックサイトでは、評価が高い順に確認できます。
こちらでは、2017年6月現在の主なオルトコインを掲載しておきます。
- ライトコイン(Litecoin・LTC)
- ドージコイン(Dogecoin・DOGE)
- ピアーコイン(Peercoin・PPC)
- イーサリアム(Ethereum・ETH)
- リップル(Ripple・XRP)
- ネム(NEM・XEM)
- ゴーレム(Golem・GNT)
- ASEC COIN
- モナーコイン(Monacoin)
- ノアコイン(NOAH COIN)
- などなど… 他にも多数のアルトコインが…
2013年に公開。「Doge」という柴犬のミームをモチーフ。採掘上限無し。
未公開コイン。東南アジアの貧困救済を理念に立ち上げられる。
2018年12月にプレセール終了予定。
2013年公開。日本発祥のオルトコイン。2ちゃんのモナーをモチーフ。
未公開コイン。ネットビジネス系の泉忠司氏が薦めまくるフィリピンを基盤としたコイン。
未公開オルトコインのICO(プレセール)
オルトコインには「公開済み」のものと「未公開」のものがあります。
未公開のオルトコインは、
一般の暗号通貨取引所に公開される前に、
資金集めの一環としてクラウドファンディング(クラウドセール)をすることが多々あります。
未公開コインの販売は「ICO(Initial Coin Offering)」と呼ばれています。
このICOで購入したコインが一般公開後にきちんと市場に評価されると、
購入者はオルトコインが最安値な時に購入して先行者利益を得られます。
オルトコインのICOでの注意事項
ICOでオルトコインを購入しても、
その後一般公開しても価格が上がらない場合もあります。
また、一般公開すらされない場合すらもあるとされています。
ICOでオルトコインを購入するのは、
投機的なリスクがあることを認識しておきます。
オルトコインを購入する取引所
オルトコインを購入する暗号通貨取引所は、
ビットコインを購入する取引所で同様に購入できます。
取引所によってはアルトコインの種類で、取り扱いの有る無いがあるので、
複数の取引所にアカウントを開設してチェックするのがおすすめです。
オルトコイン(アルトコイン)まとめ
2017年6月現在のオルトコインは、
ビットコイン価格に比べてまだ価格価値が低いものが多く、
今後ビットコインのように急騰する可能性を秘めています。
ビットコインの価格急騰で、多くの利益を享受した投資家が存在しますが、
今後オルトコインも同様に利益を享受できる可能性があります。
このような投資・投機対象としてもオルトコインは注目されています。
(最終更新:2017年6月6日)
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