P2P(ピアトゥピア・ピアツーピア・Peer to Peer)とは、
複数のコンピュータを介する情報処理における方式の名前です。
「P」を表す「Peer」(直訳:仲間、同等のもの)は個々の端末を表し、
それらの複数のPeerが互いに信頼し合い相互協力して作るネットワークをP2Pと呼びます。
P2P・Peer to Peer(仲間から仲間へ・端末から端末へ)という意味
このP2Pのネットワークを形成するうえでは、中央集権的なサーバーは利用しません。
ビットコインにおけるブロックチェーンも、P2P方式と言えます。
ビットコインの取引は、「自分→相手」と直接取引です。
この直接取引を「相対取引」と呼びます。
相対取引を表す言葉が「P2P・Peer to peer」となります。
P2Pを利用した媒体
P2P・Peer to peerの仕組みを利用した媒体としては、
「LINE」「SKYPE」等のインターネットを利用したアプリケーションがあります。
また、(違法な可能性もありますが)
winny、winmx等のファイル共有ソフトなどもP2P方式です。
どこかの中央集権的な管理サーバーにアクセスすることなく、
直接相手ユーザーの媒体にLINE、SKYPE等はアクセスしてやり取りできます。
直接的にやり取りするネットワークであることで、
片方のコンピューターやサーバーに集中して負荷がかかることが少ない仕組みとなります。
ビットコインのブロックチェーンにおけるP2P
ビットコイン取引は、中央集権的な管理媒体を通さずに直接ユーザー同士がやり取りします。
P2Pの仕組みで取引していると言えます。
ビットコインはP2Pの仕組みでやり取りすることで、
送金手数料を少なくし、行動リクエストの速度を短縮しました。
P2Pの仕組みを採用することで、
取引データを不正なく正しく保存することが難しくなりましたが、
その部分をカバーする為にブロックチェーンの仕組みが採用されています。
世界中のユーザー同士でデータを共有し監視するブロックチェーンにより、
P2Pでダイレクトな相互取引情報も、整合性をもって管理できる仕組みとなっています。
P2Pの言語としての使われ方
P2Pの言語は、これまで情報処理分野の通信技術用語として使われてきました。
インターネット媒体の端末ネットワークでの使用だったり、
ゲーム機器における役割等でP2Pと耳にすることが多かったです。
ユーザー間のやり取りが間を挟むことなくシンプルになるので、
今後も仮想通貨(暗号通貨)分野以外でも広く使われる用語として予見できます。
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